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全国でガソリン価格高騰の原因はコレ!この先はどうなる?

2023/07/22

こんにちは。衆議院議員の浅野さとしです。

今回は、特に地方で生活している人にとってはとても重要なテーマ「ガソリン代の高騰」について解説します。

なぜガソリン代が高くなっているのか

今、全国でガソリン価格が急上昇しています。地方の生活ではどんどんガソリンにお金が出ていってしまって大変悲痛な声が多く寄せられています。

経産省資源エネルギー庁が公表しているグラフからここ数年のガソリン価格の推移を見てみると、2021年の年明けから急激にガソリンが値上がりをしています。

(経済産業省資源エネルギー庁HPより)

一時期はレギュラーガソリン1リットルあたり215.8円というところまで記録していますが、実際に皆さんがガソリンスタンドでガソリンを買うときにこのような値段は見たことはないと思います。なぜかというと、このガソリン価格の上昇を抑えて国民生活を支えるために国が補助金を出しているからです。そのため、おそらく皆さんが購入しているガソリンは160円台の半ばくらいで推移しているというふうに思います。

ただ、5月末から国がこれまで出していたガソリン代に対する補助金を段階的に縮小し始めました。5月29日から2週間ごとの月曜日に1リットルあたり数円ずつ補助金を縮小して、実質的には値上がりとなっています。

皆さんがガソリンを買うたびに値上がりしていると感じられていると思うのですが、ここでちょっと知っておくと良いのは、補助金の価格は隔週の月曜日に反映されるので、5月29日から始まると2週間後の月曜日は6月12日、そして26日、7月10日ときて、次のタイミングは7月24日の月曜日です。このタイミングでガソリン代が上がるので、ガソリンを少しでも安く入れたいときは、日曜日までに入れておくと補助金縮小の反映に当たらずに済みます。

トリガー条項の凍結解除等による対策を求める

この補助金の縮小はこれからも続きますので、9月末からはガソリン価格が今の市場価格で言うと185円程度まで上がってしまう恐れがあります。そこで、私たち国民民主党は先日、経済産業大臣に申入れを行いました。

「物価高騰対策&熱中症予防のための緊急家計支援パッケージ」を経済産業大臣に申入れ(2023.6.20)

https://new-kokumin.jp/news/business/20230620_2

この中で、まずは燃費の良い車への買い替えについて国としてもっと協力に支援してくださいと。具体的には、現在エコカー補助金が1台当たり20万円や40万円、燃料電池の車であれば100万円くらい補助金が出ますが、これにしっかり予算を付けて、買い替えを促進してくださいということをお願いしました。

もう一つはここ数年ずっと私たちが言い続けてきた「トリガー条項の発動」です。トリガー条項が何かというと、3か月連続でガソリン代の販売価格が160円を超えた場合にガソリン価格が高いので、税金はもらいませんというのを国が宣言するものです。これが発動すると1リットル当たり25円値引き(減税)をされることになります。9月以降185円であれば160円くらいまでガソリンの値段が下がることになります。

少しでも地方の生活を支えるためにもこのような対策は絶対に必要だと思いますので、国民民主党は閉会中であってもガソリン価格の上昇対策を進めています。

↓YouTube動画はこちら

全国でガソリン価格高騰の原因はコレ!この先はどうなる?浅野さとしが解説 (あさのカフェ)https://youtu.be/IbCdcag10KA?si=ZLApz49stfZx92U_

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